LifeStory

内田 和利

Kazutoshi Uchida 内田 和利

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キャッチコピー ゲイの弁護士。 自覚と夢の始まりは中学生の頃でした。
氏名 内田 和利 / Kazutoshi Uchida
所属 こすぎ法律事務所
URL https://www.facebook.com/kazutoshi69
拠点 神奈川県
紹介文

1981年生まれ、神奈川県横浜市出身。
中学生のころに松本サリン事件の報道に接し、弁護士を志す。
同時期に、ゲイ(男性同性愛者)であることを自覚、大学生の時に初めて友人に「カミングアウト」。大学在学中から司法試験を受験し、大学を卒業した年に、3回目の受験で司法試験合格を果たす。弁護士登録後、川崎市内の法律事務所に入所し、離婚や相続、交通事故、不動産トラブル、債務整理など幅広い分野の案件に携わり、2013年に独立し、現在、こすぎ法律事務所所属。弁護士登録直後から母校の課外講座で後進の指導を行いつつ、格闘家の法的サポートやセクシュアル・マイノリティの法的サポートに取り組む。
2021年で弁護士15年目。

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ゲイの弁護士。 自覚と夢の始まりは中学生の頃でした。

弁護士
こすぎ法律事務所

内田 和利 / Kazutoshi Uchida

Personal story
隠し続けなければいけないと思っていた人生でした。

初めて嫉妬を覚えたのは、仲の良い同級生に彼女ができたとき。この感情に疑問を抱き、同性を好きになっている自分に衝撃を受けました。誰にも言えず、吐露すれば居場所を失うだろうという恐怖に襲われます。
そんな頃、松本サリン事件が発生。マスコミの影響で、無実の人の人生が大きく狂ってしまった報道を見て、いつか人を守れる職業に就きたいと思うようになったのです。
大学に進学した私は、一人の友人と親しくしているうちに、初めて本当の自分を伝えたい気持ちに駆られます。正直、何度もためらいました。関係性が壊れるかもしれない、と。
そんな葛藤の中、意を決して言うと、すんなりと受け入れてくれたのです。
それから勇気を振り絞って少しずつ丁寧に、一人ひとり話していくようになります。
同性愛者の自覚と、夢を掲げてから10年以上の月日が経ち、弁護士になりました。
長い時間をかけて、初対面にも隠さずに生きることを決めてからは、当事者たちを中心に法的サポートをしています。
きっと、私と同じように悩んでいる人はたくさんいると思います。
心ない言葉を浴びたり、理解者の少なさに苛まれたり  
痛いほど、苦しいほど分かります。だからこそ寄り添いたいのです。
いつかセクシャル・マイノリティの存在が当たり前になり、誰もが自分らしく生きられる世の中になることを願いながら。